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岩国城穴太積みの石垣について

二の丸の石垣盗掘か?013.gif
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岩国城への遊歩道を進んでいくと、この標識の場所から、山道経由で、二の丸の石垣を見ながら、岩国城へと向かう事が出来ます。

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この石垣は、岩国城築城当時の、穴太衆(あのうしゅう)が築いた野面積みで、400年前の石垣が残っているのです。このように、古式穴太積みが残っているのは、全国的にも珍しいと云われています。

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石垣の研究者や、マニアにとって、内部構造については、興味の有るところですが、通常表面からしか、見ることは出来ないのです。

ところがご覧のように、何年か前から1か所、内部構造が見られるように、胴介石を取り出して、石尻の艫介石の構造までが、見えるようになっていました。

私たち観光ガイドにとって、穴太積みの、地震に強い構造力学について、この場所で解説するのには、願ってもない場所でした。

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ところが最近、この個所から5メートル程下った石垣に、同様な穴が掘られているのが、見つかったのです。

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一つならしも二つもの穴が?と、岩国市の観光振興課へ、問い合わせをして、現地を見てもらいました。

当初は学術的見地で、当局が施したものと思っていましたが、とんでも無い事が、行われているのが分かりました。

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最近TVの影響も有ってか、お城ブームで、観光客からもよく質問を受けます。百名城のスタンプを押しに、岩国城へ向かわれる観光客も増えています。

ところがこれに止まらず、古い石垣の構造に、興味を持つのは良いとしても、もしもその石垣の盗掘、蒐集をするとしたら、如何なものでしょうか?

ご覧のように、入口に有る胴介石は、打ち砕かれた痕跡が有り、かなり奥まで石が無くなっています。

穴太の野面積み、整然と並んでいてこそ、地震にも強いのですが、このような状況では危ぶまれます。

貴重な400年前の、岩国城の石垣、大切にしたいものです。040.gif040.gif040.gif

by ta-mi-man | 2011-02-28 23:29 | Comments(0)

岩国吉香公園梅便り~更新

梅が満開ですよ!056.gif055.gif
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先日もお知らせしました、岩国吉香公園の、紅梅や白梅が、このところの陽気に誘われて、満開となりました。

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噴水広場脇の紅梅。観光客の皆さんが、この紅梅の下を通って、白蛇の観覧所や、ロープウエー乗り場へと向かわれます。

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見事に咲いた紅梅からは、辺り一面甘い香りが漂っています。甘い香りは、木の下を通る観光客への、期間限定のプレゼントです。

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こちら、国指定の重要文化財「旧目加田家住宅」です。江戸時代中期の武家屋敷が、そっくりそのまま保存されています。
式台脇の古木の白梅。先日見て頂いた写真は、まだ咲き始めでしたが、ほぼ満開に近くなりました。

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この武家屋敷の梅は、どれも白梅なのですが、紅梅に比べて、清楚でお武家の庭には、似つかわしい花では有りませんか。

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ところで、この古木の白梅の幹をご覧ください。一体どれ位の歳月を経ているのでしょうか。
幹はまさに、空洞化していて樹皮だけなのに、毎年清楚で可憐な花を咲かせるのです。
この武家屋敷は、江戸時代中期の建物と有りますが、正確な建築年代は、分かっていないのです。
吉川家の菩提寺「洞泉寺」は明確ですから、「臥竜梅」は樹齢400年と云われています。

どうぞ皆様。吉香公園へ、今が見頃のお花見にお越しください。040.gif040.gif040.gif

by ta-mi-man | 2011-02-25 21:53 | Comments(4)

最近岩国城から瀬戸の島々が見えません。

見えない瀬戸の島々???025.gif021.gif
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例年この1月から2月の、澄んだ空気のもとでは、岩国城やロープウエー山頂駅から、瀬戸内海国立公園の島々の、素晴らしい眺めが展開しているのですが、どうした事か今年は、瀬戸の島々はおろか、岩国市全体が霞んで見えるのです。
遠来の観光客に、自慢の瀬戸の島々の、景観を語れないのが、残念でたまりません。

俗に春霞等と云いますが、気象学的に分類すると、煙霧、スモッグ、霞み、霧、黄砂、等が挙げられますが、風によって地面から巻き上げられた、塵や砂ぼこり、煙、煤煙、火山から噴出して、降下している火山灰などが、風に流されて、浮遊している状態を云うそうです。

では一体これは、この内のどれに、原因が該当するのでしょうか。

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この写真はたまたま、今年の初め1月2日に撮影したものです。

ご覧のように、瀬戸の島々を始め、四国連山までも、見えています。

でも残念ながらこの日以来、今日まで一日として、このような情景には、お目に掛れないのです。

当初こう云う現象は、瀬戸内海の海水が、夏の猛暑で、海水温が上がった所へ、この冬の寒さで、もやとなった等の説も有りましたが、どうもこれは岩国だけに、表れている気象現象ではない事が、分かってきました。

霧島の新燃岳の火山灰が、風に乗って飛んで来ているのでしょうか?

それとも、もう黄砂現象が始まったのでしょうか?

気象学者は、黄砂でも火山灰でも無いと分析しています。

そして遥か大陸からの、膨大な工場の煤煙が、原因していると発表しています。

by ta-mi-man | 2011-02-22 23:44 | Comments(2)

岩国吉香公園梅便り~4

遅咲きの白梅も咲き始めました056.gif055.gif
洞泉寺「臥竜梅」   
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錦帯橋を渡り、吉香公園を南方向へ進むと、「紅葉谷」が有ります。その道筋の奥まった右側に、公園内では遅咲きの「臥竜梅」が有ります。

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この梅の木は、岩国藩吉川氏の、菩提寺でもある、洞泉寺(とうせんじ)の境内に有ります。
境内入口では、可愛いお地蔵さまが、迎えてくれています。

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この洞泉寺は、禅宗、曹洞派のお寺で、吉川氏が岩国へ移った後、慶長8年(1603)に安芸の国から、ここへと移ったものです。

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この臥竜梅、岩国では(がりょうばい)と云いますが、よくご覧ください。
幹は完全に洞(うろ)と化していますが、まるで竜がうねり、横たわっているかの如く、枝先は地中へと潜っています。

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この臥竜梅。境内へ植えられて、およそ400年は、経っているものと思われますが、樹皮だけの幹からは、十分な栄養分が、補われるとは思えませんが、地中に潜った枝先が、根付いて栄養を、吸収しているのではと思います。

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遥かな昔江戸時代に、この洞泉寺の境内に、植えられた臥竜梅。400年の時を刻んで、いまだに毎年可憐な白梅を咲かせています。

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なお、この洞泉寺境内入口には、岩国市のお隣、周防大島町の人で、清潮短歌会の創始者である、橋本 武子(1913~1992)の歌碑が有ります。


まもられて あると信せむ夜半にきく しぐれの音の さみしかるとも                                     


どうぞ皆様、錦帯橋を渡られたら、洞泉寺で境内の「臥竜梅」や、橋本武子の歌碑もぜひご覧ください。
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by ta-mi-man | 2011-02-21 20:56 | Comments(2)

岩国吉香公園梅便り~3

紅梅も白梅も咲き始めました056.gif055.gif

先日来、吉香公園の梅便りを、アップしてきましたが、次々と梅の開花が続きますので、引き続きご覧いただきたいと思います。

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噴水広場近くに有る紅梅です。この木の側を観光客は、必ず通ってロープウエー乗り場や、白蛇観覧所へと向かいます。

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この梅の木の位置からは、ロープウエー山頂駅や、岩国城が間近に見えて、白蛇観覧所やロープウエー乗り場へは、2~3分の距離です。

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観光客が必ず、この紅梅の側の道を通るのですが、これから花が満開ともなりますと、甘い香りが辺り一面漂い、側を通る観光客に、香りのプレゼントをしてくれるのです。

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国の重文「旧目加田家住宅」の白梅です。
先日、正面玄関式台脇の、古木の白梅は、見て頂きましたが、白蛇観覧所へと向かう、脇道の白梅も、一斉に開花を始めました。

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江戸時代中期の、武家屋敷の佇まいが、そのまま残るこのお屋敷。
その風情は、傍らの白梅と相まって、いにしえの時代へと、タイムスリップさせてくれます。

ぜひ皆様のお越しを、お待ち申し上げます。

ちなみに、このお屋敷には、毎週月曜日を除いて、毎日ボランティアガイドが、常駐しています。
この武家屋敷の事なら、いろいろと解説してくれますので、お気軽に声をかけてください。
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by ta-mi-man | 2011-02-19 22:52 | Comments(2)

岩国城横山花粉情報

お城山檜の樹林帯025.gif049.gif
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岩国城のある、標高200メートルの横山には、お城へ向かう遊歩道沿いに、約1.5kmに渡る国有林の、檜の樹林帯が有ります。

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檜はその樹皮を、文化財等の屋根を葺く、檜皮葺(ひわだぶき)の貴重な材料でも有ります。

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この樹林帯のあちこちには、皮を剥いだ赤身の檜が見られますが、これは若い檜皮葺の、職人を育てるための、実習場でも有るのです。
赤身の出た檜は、痛々しい感じがしますが、10年もすれば元通りに復活するのだそうです。

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日頃多くの観光客が、この樹林帯の遊歩道を、岩国城へと登って行きますが、このシーズンちょっと困った問題もあるのです。

日頃は樹木からは、フィトンチッド(樹木等が発散する化学物質)の発生により、森林浴で健康に良いだけではなくて、癒やしや安らぎのリフレッシュ効果が有るとされています。

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ところが今のシーズンは、「スギ、ヒノキ花粉」の脅威にさらされていますね。
今年は昨年比で、西日本では1~4,8倍。東日本では1~6倍。近畿地方は4~10倍。
東海方面では、実に10~16,5倍とも予想されています。

日頃は癒やしの森であるお城山も、一日も早く花粉の脅威が去ってくれる事を願うのみです。
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by ta-mi-man | 2011-02-18 20:52 | Comments(0)

岩国吉香公園梅便り~2

公園の紅梅が咲き始めました056.gif055.gif
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吉香公園内の、ロープウエー広場周辺には、沢山の紅梅が植えられていますが、いま一斉に蕾を広げ、開花が始まりました。これは「岩国歴史博物館」前の紅梅です。

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前方に見える建物が、ロープウエー山麓駅と、階下には「岩国市観光振興課」が有ります。岩国市では現地にこの課が有り、観光に関するお問い合わせ等に対応しています。

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まだ硬い蕾が多く、これから次第に暖かくなってくると、広場の紅梅が一斉に開花して、甘い香りが広場一面に漂います。

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こちらは「吉川家墓所」の近くに有る、江戸時代の、武家屋敷跡の土塀が残る傍らに、例年見事なピンクに染めてくれる、紅梅の年代物の大木です。

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古い土塀と古木の梅の木。いにしえの風情を、かもしだしてくれるこの紅梅は、この公園内でも、一番人気の梅の木なのです。

皆様も、歴代藩主の墓所近くの、臨時駐車場脇に、この紅梅の大木が有りますから、お車でお越しいただいても、車を停めたらすぐご覧になれます。皆様のお越しをお待ち申し上げます。040.gif040.gif040.gif

by ta-mi-man | 2011-02-17 14:32 | Comments(2)

岩国吉香公園梅便り~1

目加田家の白梅056.gif055.gif
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国の重要文化財「旧目加田家住宅」は、江戸時代中期の武家屋敷で、当時のままが保存されている、貴重な文化財です。
正面式台の前庭には、古木の梅の木が有りますが、幹はもう空洞化していて、樹皮だけが有る状態なのです。

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ところが樹木の生命の脅威ですね。樹皮だけになった古木ですが、毎年2月の中旬になると、可憐な花を咲かせ、春を告げてくれます。

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蕾の頃はピンクがかっていますが、開けば見事な白梅です。

武家屋敷の式台前に、一本だけ、象徴的に植わっている梅の古木は、風格が感じられます。

by ta-mi-man | 2011-02-16 20:10 | Comments(0)

岩国吉香公園雪の観光情報~その3

雪の岩国城へ
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明日から3連休というのに、早朝から降り出した雪は、お昼前には止みましたが、岩国城のある横山でも、積雪を見ました。
この写真は、ロープウエー山頂駅にある、「からくり時計」です。この時計は、ロープウエーの定時発車5分前に演奏が始まります。

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ロープウエー山頂駅から、遊歩道を岩国城へと向かうと、左手の斜面には、檜の樹林帯が有ります。
檜から発生する、癒しの気を呼吸しながら、少し上ると「大釣り井」という標識が有ります。
これは大きな井戸で、築城当時のものと言われていますから、400年以上経っています。
井戸の中央をまたぐように、上へと昇っている樹木は、「ノダフジ」の古木です。

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「大釣り井」から更に、緩やかな坂道を上って行くと、右手に石垣が見えてきます。
この石垣は、平成8年に復元された、穴太(あのう)の野面積みで、江戸時代には、ここに「岩国城」の天守閣が有ったのです。雪に覆われた古式穴太積みが、当時の岩国城を想像させてくれます。

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雪の「岩国城」です。
この「岩国城」は、実は昭和37年に、錦帯橋からよく見える位置に、観光用として復元されたお城で、江戸時代には先ほどの、平成8年に現代の、穴太衆の手で築かれた、石垣の上にそびえていたのですが、元和元年に発した、徳川幕府の「一国一城令」により、僅か7年で破却されてしまったのです。

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岩国城の天守閣へと、狭い階段を登ると、そこには見事な展望が、開いていました。
昨夜からの雪がやみ、このところ連日、煙霧の影響で、視界が悪かったのですが、お城の天守閣からの、パノラマは素晴らしいものでした。

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岩国市の全景から、瀬戸内の島々へと目を移すと、このところ連日霞んで見えなかった、瀬戸内海国立公園の島々が、なんとくっきり見えるでは有りませんか。
この素晴らしい展望を、しばし眺めていると、実に心が癒やされます。

皆様もぜひ、岩国城天守閣からの、素晴らしい瀬戸の景色を、堪能してください。

眺めて良し。写真に撮って良しです。040.gif040.gif

by ta-mi-man | 2011-02-14 21:32 | Comments(2)

岩国吉香公園雪の観光情報

雪の吉香公園
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昨日の木曜日は、朝から雪に見舞われ、山陽道も中国道も、高速はストップしてしまい、観光バスの運行にも支障を来たしました。
お昼過ぎには雪も止み、錦帯橋を渡る観光客も、滑らないように恐る恐る渡って、吉香公園へと向かいました。写真は山口県指定文化財、雪化粧した「香川家の長屋門」です。

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この辺り周辺には、五人の家老屋敷が有ったのですが、先の香川様もご家老様でしたが、この崩れかかった屋敷も、家老屋敷でした。
早く修復を願う声の中、昨年11月に屋根が崩落したまま、無残に雪を冠っているのが哀れです。

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雪の吉香公園を進むと、噴水広場が有ります。この寒さの中でも、噴水は勢いよく飛んでいます。

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夏には、ちびっ子達が泳ぐこの噴水も、雪景色の中では、いかにも寒々とした光景です。

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噴水広場の近くには、国の重要文化財「旧目加田家住宅」が有ります。
庭の古木の梅も、蕾は綻び始めてはいますが、今日の雪で寒々とした風景となりました。

by ta-mi-man | 2011-02-13 17:17 | Comments(0)